車検制度で変わった二つのこと

今年の1月から、軽自動車以外のお車の車検証が変わりました。

「電子車検証」に変更になりました。

今までの車検証には、

住所や使用者/所有者と車の車検や変更登録に必要な情報などが記載されていましたが、

電子化された自動車検査証「電子車検証」には、

継続検査や変更登録等の影響を受けない基礎的情報だけが記載されるようになっています。

車検証サイズは、7インチサイズになります。

今までの1/3サイズです。この券面にICタグがつけられています。

ICタグの記録事項は、自動車検査証の有効期間、所有者の氏名・住所、

使用者の住所、使用の本拠の位置などが記録されています。

ICタグに記録された車検証情報は、

スマートフォンやパソコンで閲覧あるいはPDFなどで出力できる

「車検証閲覧アプリ」をインストールする必要があります。

正直なところ、閲覧するのが、面倒くさくなっただけに思いますが、

個人情報を守る観点で言えば、必要なことなんでしょうね。

ですが、皆さまが自分の車の情報を見る必要がある機会なんてなかなかないと思いますので、

「車検証閲覧アプリ」のインストールが必要なのは、車屋の方だと思いますので、

僕らの手間が、増えるようになっただけのように感じています。

軽自動車は、今のところ「電子車検証」への変更予定はまだ出ていないようでした。

 

もう一つは、7月より車のフロントガラスに貼る自動車検査標章(車検ステッカー)の

貼る位置が、変更になりました。

自動車検査標章の貼り付け位置はこれまで「前方から見易い位置」でしたが、

「前方かつ運転者席から見易い位置」として、

運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置に表示するようになりました。

運転席から見て、右上の角ということになります。

今年7月からの改正ですので、今のステッカーがルームミラー前面に貼ってあるお車は、

貼りなおす必要はありませんが、7月以降に車検を受けるお車は、

貼る位置が変更になりますので、注意が必要ですね。

以上、二つのことが変更になりましたので、お知らせさせてもらいます。